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代理出産―不妊患者の切なる願い 2008/12/1‏
根津 八紘 (著)

一時話題になった「子宮を無くした姉の為に姉夫婦の子供を産んだ妹さん」が諏訪マタニティークリニックへ出した手紙から報道されるまでを代理出産を手がけた著者が経緯を書く。


さすが(?)代理出産を手がけた御本人だけあります。読んでいてイライラしませんでした。
「患者さん達の為に!!」とめちゃくちゃ熱く語られているので、嬉しいと共に、むずがゆくなりましたけど。

 "どう考える?生殖医療"で「代理出産した家族はその後家族関係がぎくしゃくした」って書いてあったので、なにがあったのだろうと心配したのですが、根津先生の本を読むと「ぎくしゃく」についてわかりました。
 どうやら朝日新聞のすっぱ抜き批判記事に、「代理出産に至るまでのインフォームド・コンセントが十分じゃなく、家族と先生の関係がぎくしゃくしている」と書かれていたのをそのまま鵜呑み(?)にして"どう考える?生殖医療"の著者は「代理出産した家族はその後家族関係がぎくしゃくした」と書いているのじゃないかと推測。
 だって「ぎくしゃくした」っていう言い回しがそっくり同じだし、この代理出産に係わったご家族は一切取材を受けていないみたいだし。ま、朝日新聞では「ご家族と医者の関係がぎくしゃく」していると書いているので、「家族関係が、ぎくしゃく」とは違うところが微妙だけど。
 この本の2001年出版から2005年"どう考える?生殖医療"出版までの間にご家族が取材を受けた可能性もないわけじゃないけど、たぶん受けてないと思うんだよね~。

 この本では「インフォームド・コンセントは姉夫婦・妹夫婦ともに病院にて4時間した。それでもインフォームド・コンセントが足りないという朝日新聞についての疑問」「関係はぎくしゃくしていない。時期をみて代理出産を発表しようとしていたのに、許可があるまで取材内容を発表しないとの約束をやぶり批判的記事を発表した朝日新聞のせいで、ご家族に迷惑にならないように、根津先生側からはコンタクトを取らない・ご家族からは必要があればいつでもコンタクトを取るようにしていただけだ」と書いてあります。なんか、こっちの方が信頼出来るんだよねぇ・・・。

 あ!あとこの中にフィンレージの会の鈴木さんのことが書いてありました。
 ちょっと先生!鈴木さんについてのコメント酷いよぉ~ と思ったけど、おおまかな印象は先生に同意だったのでつい笑ってしまった。
 座談会で同席になったみたいで、先生は「不妊経験者の人が座談会に加わっている!援軍来る!」と喜んだら、期待と正反対のことを言い出したんだって。
 そのオドロキ、わかるわかる。私が"どう考える?生殖医療"で思ったことと一緒だもん 笑


すべての先生の言い分に同意っ!って訳じゃないけど、子宮がない人でも子供が持てるようになればいいよね。ロキタンスキー症候群って名前始めて聞きました。
 そして、AIDが認められているのだから、第三者の卵子提供も認められればいいのに。精子の提供が良いのに、卵子は駄目っていわれるなんて諦めきれないだろうな、って思うもん。あ、でも卵子提供のための機関かなんかできるんだっけ・・・?

 んで、この本を読んで初めて代理出産を禁止する法律も、第三者の卵子提供を禁止する法律もないことを知りました。
 日本産科婦人科学会の会告での自主規制という形になっているそうですが、その日本産科婦人科学会も閉鎖的であるため、下の医師からボトムアップで議題をあげ、検討することは出来ないに等しいような感じです。まーその会告を作ったときの会長がその会告作成時の意図についてもこの本の中で語ってます。ちょっと今は、意図とは違ってきちゃったみたいですけどね 笑
テーマ:読んだ本。
ジャンル:本・雑誌
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